ブリ・ヒラマサ・カンパチの栄養成分比較
※日本食品標準成分表2015年版(七訂):文部科学省より
1.アトランティックサーモンと同等の脂質含有量
世界中で広がりを見せているのが、北欧や南米を中心に生産されているサーモンです。脂の乗った濃厚な味わいが世界中の方に好まれ、消費を大きく伸ばしています。人が魚を美味しく感じる要素として脂の含有量は非常に重要な要素です。ブリは、カンパチ・ヒラマサと同類の魚種で、地域によっては細かく分類されないこともありますが、身に含まれる脂質の量はブリが大きく上回っています。これは、同類であっても、人が感じる味わいに大きな違いがあることを意味します。世界中で人気のあるアトランティックサーモンにも勝る脂質を含んでいます。日本人にとっては馴染みの深いブリですが、世界の方々に広く受け入れられる可能性を秘めています。
2.サーモンと並ぶ多価不飽和脂肪酸量(EPA・DHA)
近年、魚に含まれる多価不飽和脂肪酸の健康効果が広く知られるようになり、手軽に摂取できるサプリメントも多く販売されるようになりました。その健康効果をもたらす成分がEPA・DHAであり、ブリはその成分を含む多価不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。同類であるカンパチ・ヒラマサと比較しても倍以上含んでおり、含有量はサーモンの分類と同等です。